鉄筋コンクリート(Rcinforced
Concrete)は土木建築構造物の建設材料として幅広く用い られ、我国の社会資本形成の中心的役割をなしている。鉄筋コンクリートの力学は、また、 学生諸君がこれまで学んできた応用力学、構造力学、コンクリート工学応用/実践の場で あり、教室/机上ではどんな構造物も設計し、壊すこともできる。鉄筋コンクリートの知識 は、将来の進路(コンサルタンツ、ゼネコン、公共企業体)にかかわらず、重要な科目で あり、土木技術者(Civil
Engineer)の必須習得科目である。 ただし、これまでの準備科目(とくに応用力学)での苦戦と未消化は、こちら教員サイ ドも十分承知しているので、まずは、応力/ひずみなどの復習から始める。掲載した教育シ ラバスが示すように、鉄筋コンクリートの紹介から始まり、材料(コンクリートと鉄筋) の応力とひずみ、弾性係数、強度の学習を経て、鉄筋コンクリートの曲げ部材、せん断部 材、柱部材の解析と設計法を学ぶことになる。 受講生諸君は、応用力学のリハビリを行うとともに、コンピューター演習の実践の場と して、本科目「鉄筋コンクリート1」を精力的に取り組んでもらいたい。 また、本科目は「コンクリート演習」とセットになっているので、併せて受講して下さい。
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